『36歳、2児の母で起業』

※このブログ書き方お勉強会の宿題として書きました。

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■私だけが書ける記事です。

ブログのお勉強会で、コツというものを教えていただき、読んでいただく限りは、そのお時間と労力を少しでも無駄にしないようにすべきだと気づきました。この記事の内容は、体験した私のみが書けるものだと思いますので、境遇が似ておられたり、お仕事や育児に悩んでおられる方々のご参考になれば幸いです。

■36歳、2児の母で起業

2018年で13年目を迎える弊社でございます。ひとえに皆様のお陰をもちましてのことでございます。深くお礼申し上げます。

次男が1歳の誕生日が起業日でありまして、子供を育てるごとく会社を育てた…という良き話であればよいのですが、実際はそうもいかない日々でございました。

23歳からIT業界に身を置かせていただき、31歳で長男を出産する際には、主人の地元である沖縄のIT企業にて産休をいただきました。せっかちな私は、長男が半年程度で職場復帰しましたが、長男が次々と病気に罹り、勤務を継続するのは困難になりました。その後は在宅勤務を試していただきましたが、育児に手が取られたり、業務の実績とかかった時間が折り合わなかったりで、早々にその試みも止めました。

退職してからは、大学卒業後に勤めた企業から、テキストを作成する業務やセミナー講師などの仕事をいただき、できる範囲内でこなしていました。今思えば、「リモートワーク」の始まりとなるものでした。

長男が4歳になる前に、主人とともに地元神戸に戻り、程なく次男が誕生しました。実家近くに居を構えたこともあり、早速母に頼れることを期待し、就職活動を始めました。

36歳での就職活動、パソコンが得意ということでいくつかの企業の書類審査は通りましたが、0歳児を抱えていることをお話すると、難色を示されることがありました。
そのような様子を見た母が「自分で仕事をしたらどうか?」と提案してくれました。それまで個人で請け負っていたセミナー講師やテキスト作成の仕事、これらから発展させ、法人として請けたらどうか、ということです。起業することなど、想像もしませんでした。父はサラリーマンでしたし、親族もお商売をしている人は殆どいない中、イメージすら沸かせることもできなかったのですが、背に腹は代えられぬ、という状況もあり、法人を立ち上げることにしました。

法人を作ると、直ぐに仕事が舞い込んで来るわけではありません。神戸商工会議所に加入して、異業種交流会に参加したり、お知り合いになった方々を通じて勉強会に出席したりしました。ネットでのマッチングサイトにも登録しましたが、そこからのお仕事は数件のみ、長くお付き合いさせていただいたお客様ばかりでしたが、マッチングサイトの利用料も結構かかりました。
お知り合いのITサポート業務をいただいたりと、徐々に経営としては軌道に乗って参りました。

起業してからの育児はと言いますと、長男は実家目の前の幼稚園に3年間通いました。14時以降のお守りは私の母が担当してくれました。0歳の次男は、週3日の預かり保育してくださる保育園を見つけることができ、1歳からは続けて2年間、お世話になりました。保育園は17時まで預かってくれます。小学校に入学してからも、学童保育にお世話になることはなく、放課後は実家で面倒を見てもらいました。

これを白状してしまうと、本当に甘えたことである、と、皆様にもお叱りを受けると思いますが、三度の食事も、未だ実家でお世話になっています。いくばくかの食費は実家に入れておりますが、私が食事作りを手伝うことができるのはまれなので、母には大変な労力を提供してもらっています。私のように協力を得ることができないシチュエーションの方もたくさんおられると思います。その方々は、子育てをしながら、お食事の準備もされて、本当に頭が下がります。

このように母の全面協力を仰ぎながら、ただひたすらに毎日を突進して参りました。お仕事をさせていただくのですから、全力を尽くさねば失礼でありますので、私にとって家庭は二の次です。
とても古い考え方ではありますが、父も仕事を定年までサラリーマンとして会社に忠義を尽くしましたので、それが当然だと思う人間なのであります。お給料、お代金をいただく限りは、全力を尽くすべきだと考えます。

このように恵まれた環境であるにもかかわらず、子育てを”楽しむ”という感覚は持つことはありませんでした。親としての義務を果たすことが精一杯で、心のゆとりはなかったように思います。恵まれすぎていて、見えてこないものがあるのだと思います。それを後悔しているか、というと、そんなことはありません。息子達には手をかけずに申し訳ないと思いますが、起業して仕事をしてきたからには、仕方がないというか、当然のことである、と思っています。

しかし、これからの働き方はもっと変わっていくのでしょう。それは昔人間の私にも、受容できます。働きたいと考える女性の方々が、仕事も子育ても楽しめる環境が、直ぐそこまで整備されてきていると思います。もし私が少しでも力になれるなら、それを惜しまずバックアップしようと思います。
オフィスミナル